かわいい、まいにち。 eigakawaii.exblog.jp

• フレンチで行ってらっしゃい会
  [ 2009-06 -30 22:12 ]
• 鍼さまさま
  [ 2009-06 -24 13:00 ]
• 『愛を読むひと』
  [ 2009-06 -20 01:39 ]

この間、親友のみはるとごはんしました。

行ったのは、ふたりの大のお気に入りレストランマエカワ。
京都・祇園にあるフレンチレストランです。
もう3年ほど、ちょこちょこ通ってます。
雰囲気もお料理もツボ。上品さもちょうどいい。
ちょっと大人な感じが好きです。

お料理は京野菜をふんだんに使っていて、
フレンチだけどさっぱりとしたお味。
食材の合わせ方とか盛りつけ方とか、すごくセンスいいです。
スタッフの方のサービスもスマートで
ソムリエさんもかっちょいいのですー。うしし。

コース料理をたのんで、まずはビールでかんぱーい。
ビールの泡もふわふわでクリーミーでおいしかったー。

今回みはると会ったのは
7月2日からウィンブルドンへ行く彼女の、行ってらっしゃい会。
そうです、テニスの取材に行くのですよ彼女！

もうずっと障害者スポーツの取材を重ねているのです。
もちろんパラリンピックにも行くし
アイススレッジホッケーの試合に北欧やチェコに行ったり。

でもね、やっぱり新聞とかでもパラリンピックでさえ
あんまし大きくは取り上げられてないじゃないですか。
だから精力的に動いていても
動いているのに見合った活躍がしにくかったと思うのです。
けどみはるは、ずーっと地道に動いてて
今回ウィンブルドン行きがお仕事で決まったのですー。

ずっとがんばってた彼女を知ってるから
その話を聞いたとき、めっちゃうれしかったなー。
そんなふうに自分のことみたいに喜べるともだちがいるって
すごくしあわせなこと。ほんと親友やなーと思う。

というわけで、ふたりでかんぱい！

そこからは
アホな話ノンストップ状態！
いつも会うとこんな感じになってしまう。
10年以上のつきあいだけど、話す内容はさして変わらず。
いいのです。これでいいのです。愛すべき成長のなさ。

障害者スポーツを追いかけてる…とか聞くと
ちょっとまじめな感じのひとを想像しがちですけど、
いやいやアホなお話でいっつも盛り上がるのです、みはるとは。

かんぱい直後から、おなかを抱えて笑うレベルに。
かっちょいいソムリエさんにもクスッと笑われてたり。
いやー笑うって大事でしょ。ええこっちゃ。

そんな中で楽しんだお料理。
いっぱいの笑顔で食べれば、お味も格別です。

まずはちっこーい、ひと口サイズの鴨ロースサンド。



これ、ゆでたまごを入れるエッグスタンドに入ってます。
そんなかわいいプチサイズ。

そのあとは、ひんやりジュレ。



赤ピーマンのアイスに万願寺とうがらしのソースがかかってます。
つるんとした感触に、口に入れるとほんのりお野菜の甘みが。

そしてサラダ。



レタスやルッコラの下には、焼き鮎がかくれてるのです。
そして緑のソースは、たでのソース。鮎×たでの黄金コンビ。
鮎のふんわり感と、ちょびっと感じる苦みがいいです。

お次は、うなぎの一品。



あれ、穴子やったかも…。
マッシュポテトみたいのと重なっていて上には若ごぼう。
ふんわり＆シャキの食感がたまりません。

そしてスープは
ちっちゃいカップにポタージュスープ。



この、ちょびっとの量がいいんだなー。

ここいらでビールからミモザにおかわり。



シャンパンにフレッシュオレンジジュース。
おいしいー。これ、大好きです。

で、お肉料理が登場！



鴨肉です。やわらかくてソースもおいしー。

そしてお料理のシメがこれなのです。
スプーンにのった、ひと口ごはん。



このメニューだけは、どの季節に行っても出てくるんですけど
めちゃめちゃおいしいです。
ごはんの上にはさっとあぶったお肉とうに。
口の中でとろんと溶けるんです。
「もちょっと大きかったらいいのになー」
っていう上品サイズが、これまたニクイ。

そしてデザート。



ふんわりクリームの表面をこがしたクリームブリュレ風。
クリームのふわふわ感にびっくり。

ここパティシエさんのレベルも高いので
デザートもしっかりおいしいのがうれしいです。

こうして見るとけっこうな品数だけど
どれも上品な量なので、おなかいっぱいすぎ！ということもないです。

はー今日もいっぱいおいしいもの食べて
いっぱい笑って、楽しいお食事でした。まんぞくまんぞく。

みはると一緒にいると、ほんといい時間がすごせます。
アホな話もいっぱいするけど、まじめな話もいっぱいできます。
そして仕事の話とかをしてると
「わたしもがんばろー」って、よき刺激をいっぱいもらえます。

おばあちゃんになっても
今みたいに爆笑しながら、いろーんな話したいです。

では最後に、みはるのブログ＆サイト紹介しておきます。
ブログはこちら
サイトはこっちです。
よかったらのぞいてみてくださいませ。

あさってからウィンブルドンへゆく友。
気をつけて行ってらっしゃーい。
仕事やけど、めいっぱい楽しんできてほしいな。
で、おみやげよろしくやでー（笑）


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最近、梅雨だけど
おひるまはお天気がいいです。
こうしてお仕事の合間に
ふわーんとゆれるカーテンを眺めたり。



お仕事がひと段落ついた昼下がり。
このまま気持ちよすぎて、しばし夢の中へ…。
これぞ至福のとき！

でもここ最近
なんだかずーっとからだがぐずぐず言ってました。
というかすごい不調！

胃は痛いしおなかはこわしちゃうし、
頭が痛くて寝込むし…もう、どうにもこうにも。
しんどすぎて、のそのそゆっくりしか動けず
「お年寄りって、こんな感じかなー」と
しっかりシュミレーションできてしまう始末…。

で、鍼へ行ってきました。
ここ5年くらい通ってる鍼。
あきらかに通う前より
からだもこころも、すこやかになった感じ。
でも仕事柄、コリはどうしようもなくて
いっつも「いっぱい映画観なかったら、こんなんならへんのに」
と鍼の先生に言われてしまいます。
目も首も肩も腰も、やられちゃいますからねー。映画の観すぎって！

そして今回は
「胃もおなかも頭も痛くって、ゆっくりしか動けん！」と申告。
そしたらば、しばらくさわってみて
「コレやんかーーー」と先生がなにやら発見。

右の首の根っこの奥深くに、ゴリゴリ発見！
「えいやっ」とひと刺し。
「！！！」と声にならん声を発するわたし。
鍼って、言いようもない響き方をするから、びっくりするんです。

そしてしばらくすると
いろんな痛みがさーっと落ち着く、と。
毎回行くたびすごいと思う、東洋医学の神秘…。
なんか調子がなーっていうひと、おすすめですよ鍼。
薬じゃないから副作用もないしね。

そして最近、経絡マッサージもやってみました。
これがですねー、すっばらしくいいのですよー。
からだのツボをつなげたリンパの通り道を
オイルマッサージのちょい強めくらいで、ぐいーっとマッサージ。
日々の生活でゆがんでしまった筋肉を
正しい位置に戻していくらしいんですが
ボディーラインにもあきらかに変化が！
ぷよっとした部分が、ぴん！って感触も変わるのです。
もちろんリンパや血液の流れもスムーズになるから
からだがぐんと軽くなる！
経絡マッサージ、これからちょこちょこやろうと思います。

そしてやっぱし梅雨どきは
からだも不調になりがちなんだとか。こころも、もやっとしがち。

だからいつもやってるネイルを
元気でる感じにしてもらいました。



さきっちょを赤フレンチにして水玉模様に。
ちょっとミニーちゃん的なイメージ。
指はいつも視界に入るから、かわいいとひとりニヤけます。

からっとした夏が、まちどおしいなー。


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深くしみる愛の物語
『愛を読むひと』



とうとう公開始まりました。愛を読むひと。

15歳の少年が恋に落ちたのは、36歳の彼女。
でもね、やらしくないです。ちっとも。
こんな恋、あると思うんですよねー。
年齢も環境も飛び越えて、
しかも本人たちもよくわかんないうちに深まってく恋。
ドラマチックだけど、そうなるってわかってたみたいな。

で、少年マイケルがベッドの上で本を読むんですね。
それをうれしそうに聞き入る彼女・ハンナ。
いつしかそれが、ふたりの愛し合う前の儀式になります。

けど、突然マイケルの前から姿を消してしまうハンナ。

次にふたりが再会を果たしたのは法廷。
8年後、法学生になったマイケルが裁判の傍聴に訪れたときに
被告席に座っていたのが彼女。
戦時中の罪を裁かれているうちの一人で、
しかもある秘密を隠し通すために不利な証言を受け入れて
無期懲役の判決を受けます。

その彼女が隠し通した秘密が、切ない…。
そして服役中の彼女のために
ひとり朗読テープを送り続けるマイケルの横顔もまた、切ない…。

どこを切り取っても
やりきれなくて、切ない香りたっぷりのこの映画。

でも、いつもなら悲しい物語が納得しにくいわたしですが
最後にハンナが下した決断は、すごく腑に落ちました。
なんかね、すうっと「わたしがハンナでも、こうしたよね」って。
だから観終わったあとは、どこかすっきりした気分。
果たして、自分の譲れないプライドはどこにあるのか？？
そんなことも、じっくり考えさせられます。

で、この映画のよき点、3つ。

まずお話がいい。
ひとくくりにはできないジャンル。
もちろん愛の物語でもあるけど、戦争のこともあるし
人としてどう生きるのかを問う内容でもあります。
とってもとっても深いー。
原作は1995年にドイツの作家が書いた大ベストセラー『朗読者』
日本語の映画のタイトル、素敵に変化したなーと思います。

あとは、何と言ってもケイト・ウィンスレット！
あの魂のすみからすみまでハンナになってる姿と言ったら！
愛に生きる30代、刑務所にいるやつれた60代
どっちもいいし、どっちもぐっときます。
彼女のどっしりとした存在感が
ハンナの壮絶な人生を、よりリアルなものにさせてると思う。
アカデミー賞主演女優賞とったのも大納得です。

それからこの映画、予告編が、とってもいいのですよー。
日本版の主題歌を平井堅が歌ってるんですけど、
その歌が流れ出すタイミングがたまんなくいいのです。鳥肌モノ！
しかもその歌『Heart of Mine』というんですが
アレンジとギター＆コーラスが小野リサ。なんちゅー贅沢な！

そして！
英語版の予告編も、いま観てみました。
こっちのほうが、だいぶつくりが硬派な感じ。
戦時中の罪を問う的な内容が色濃くでてます。
そう思うと日本語の予告編は
ふたりの恋物語をすくい取った、よりあまーい感じです。
予告編て、こんな違いがあるんですね。

わたし的には、この映画
もいっかい映画館で観てみようと、久しぶりに思った映画です。


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