いま、きっといちばん話題の映画
『告白』
湊かなえ原作の衝撃作です。
いつものことながら
原作は読んでないまま、映画を観ました。
内容はかなり衝撃的です。
でも、この引き込まれ方はスゴイです。
読んだひとたちがみんな
「一気にがーっと読み切っちゃった」と言ってたけど
映画もまさに、そんな感じ。
すっごい集中力でスクリーンを観てました。
松たか子演じる
森口先生の告白から始まるこの作品。
それは、学校内で亡くなった娘は事故死ではなく
クラスの中の生徒に殺されたんだという、告白。
そこから先生の復讐がじわり動き出していきます。
名前こそ明かさないものの
犯人が誰なのかは明らかに分かるように
みんなの前で発表して、
まずはすでに行った復讐を、告白。
それから犯人に直接的な危害は加えないものの
いちばんダメージを受けるであろうやり方で
淡々と復讐を実行していく森口先生。
目をつぶりたくなる衝撃的な映像も多いけど
わたしが先生に感情移入したからなのか、
じりじりと行われる復讐の経過と
これまた衝撃的な最後にも、そんなにイヤだと思うこともなく。
むしろスッキリした感覚を覚えました、わたし。
そりゃ、あんなことしたら
自分もされちゃうのは仕方ないよ。
そんなふうにストンと腑に落ちました。
逆に怖いのは生徒たちかなー。
あの年代って思春期だから
中身はすごく危うくてもろいと思うけど
そんなに健康的じゃない感じになっちゃうの???
って、そこにすごい切なさを感じました。
あと、松たか子がいいと思う。
あの淡々さは、なかなかできない演技なのでは。
だからこそ、復讐がズシンと重みを増すんだろうな。
すごいヒットしてますが賛否両論なのかな?
わたしは
「子を亡くした親なら、それは当然!」って
そこにいちばん強い共感を感じた映画でした。
とにかく、あの引き込み力はスゴイです。
そして衝撃的なのに感じるスッキリ感も、すごいです。
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